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ご訪問レポート『(有) 小野モーター商会』
(有) 小野モーター商会
TEL.0463-37-5227/FAX.0463-37-5232
【URL】http://www.onomotors.jp/


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〒254-0014
神奈川県平塚市四之宮1-45-50
〔営業時間〕 9:00 ~ 18:00
 〔定休日〕日・祝日

父は終戦直前特攻隊の予科練にいました。その時の技術を生かして占領下の羽田の整備士に。

【2月24日インタビュー】(有)小野モーター商会 代表取締役社長 小野 学 様に色々お話をお伺いさせて頂きました。

工場では昭和36年の創業当時から在籍しておられた整備士の方がまだ現役で頑張っていらっしゃいました。
創業者の父は終戦直前、特攻隊の予科練に所属。終戦後、仲間とともにアメリカ軍占領下の羽田空港で整備士に。

 当社の創業者である私の父はもともと秦野の出身で、終戦直前、特攻隊の予科練に所属しており18歳で終戦を迎えました。その時、父は飛行機の整備が出来たので予科練の仲間とともにアメリカ軍の占領下にある羽田空港で整備の仕事に就いたようです。その後、25~6歳の時に平塚にあったオートバイ屋さんに営業マンとして就職、10年近く勤め上げた後、34歳になった昭和36年、平塚市立野町の八間通り沿いにオートバイ販売・整備店を創業、これが小野モーター商会のスタートになります。
一階は土間の工場。二階が自宅。従業員は家族同然。まるで映画『三丁目の夕日』に出て来そうな風景でした。

   創業当時は工場といっても10坪ぐらいの狭い借地で、一階の工場は土間、二階が自宅で、従業員は3人ほど、父と事務の母とで全員で5人。当時は私もまだ子供でしたが、お昼ご飯は社員揃って一緒に食べ、仕事が終わった後はみんなでよく近くの銭湯に行っていました。なかでも幼少の頃の記憶といえば、溜った油が工場の土間の土の上で固まって盛り上がってくるので、お手伝いでそれを一生懸命削り取っていました。従業員はみんな家族同然で、まるでちょうど映画『三丁目の夕日』に出て来そうな風景でした。実は今でもその創業当時からずっと働いて下さっている方がまだ現役で在籍しております。もう70歳を超えて、さすがにフルタイム勤務は難しくなってまいりましたが、未だ当社の大事な戦力で頑張っていただいております。
車が売れない時代と言われておりますが、私はそうは思っておりません。「車はまだ売れる」

小野社長「これからの時代整備だけではダメ、車販を通じてお客様との繋がりを構築することが肝心」と語られる。

平成18年に、車販拡充のため平塚市中原にショールームを新設。スズキ・ダイハツの副代理店取得。オニキス平塚中央スタート。

ロータス加入をきっかけに「目的意識」が生まれ、今まで売ってこなかったものへも積極的に取り組む姿勢が生まれた。

ただ今、小野モーター商会さんでお車を購入された方にはもれなくエンジンオイル無料サービス券や工賃割引券がセットになった『お客様感謝クーポン』を進呈しております。
31歳で当社に入り夜学に通って整備士の資格を取得。5年かけて出した結論は「整備だけではダメだ」ということ。

 やがてオートバイの販売・整備から車の販売・整備が中心となり、昭和50年に四ノ宮へ移転、本格的な整備工場を設けました。その後、昭和59年に父が亡くなります。私は当時17歳、まだ高校生でしたので、会社は母が引継ぎ、私は家を継ぐ気持ちもなくそのまま大学へと進学します。しかし30歳になった時、母が倒れます。そこで一大決心して会社へ戻りました。もうその頃には年間車検台数が120 ~ 130台ぐらいに減っており従業員もたった一人だけの状態になっておりました。整備士の資格は夜学に通って取得、その後検査員の資格も取りました。毎日どうやったらお客さんが増えるかをひたすら考えて、5年間かけて整備を学んで出した結論は「これからの時代、整備だけやっていてはダメだ」という事です。当社は車販に特化していこうと、私自身もこれからはツナギを着るのではなく、営業に専念していこうと決めました。
はじめは中古車販売から。平成18年にはショールームを新設。スズキ・ダイハツ副代理店、オニキス平塚中央をはじめる。

  はじめは中古車販売からはじめました。オークションで仕入れて整備工場で修理して売るというスタイルです。そこそこ売れ行きは伸びましたが、やはり新車が売れないと本当の意味でお客様との強い繋がりが出来ない。しかし、やはりどうしても当社で『新車を買う』というマインドが生まれにくい。そこで平成18年に平塚市中原に販売展示場を開設、スズキ・ダイハツの副代理店を取得するとともに、お客様の新車購入マインドの喚起のために「新車半額」のオニキス平塚中央も開始しました。とくに当社はディーラーと違い、中古車から新車、どのメーカーでも、軽自動車から高級車まで全て扱えますので、お客様のニーズにあったご提案が出来る事が今日大きな強みとなっています。昨今、車が売れない時代と言われておりますが、私はそうは思っておりません。むしろ当社が車販を本格化させたのはここ10年ぐらいですので、私は「車が売れた」という時代を知りません。車販台数が伸びて来たのもここ5~6年です。特に特別な事をしているわけではなく「お客様が本当に求めていもの」に対して最大限に応えて誠実に売っていくという事、ただそれだけです。
ロータスへ加入してまだ約半年ですが「目標意識」そして今まで「売ってこなかったものも売る」という姿勢が生まれた。

 ロータス加入のきっかけは(株)アパックの黒柳社長にお誘いをうけ、深瀬支部長、溝呂木販売事業部長、亀ケ谷運営委員長に詳しくお話を伺い「そういう話なら是非」という思いで加入させていただきました。ロータスの活動については、まず私自身「目標意識」を持てたこと、そして「その目標を社員とともに共有出来た事」に大きな意味があったと思います。そして何より、当社が今まで積極的に取り組んで来なかったもの、売ってこなかったものに対しても「ナビも売ろう」「保険もやろう」と意識して取り組めるようになりました。その結果賞金が入り、それでみんなで「旅行に行こう」でも「飲みに行こう」でもいいと思います。きっかけが作れたのが一番の収穫だと思っております。正直加入するまでは「保険を頑張ろう」なんて気持ちは全くなかったんですけど、今、スタッフ全員に保険の資格を取りにいかせております。会社の底上げという面ではもの凄く力をいただいております。
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