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ご訪問レポート『(株)ヨシノ自動車』
(株)ヨシノ自動車
TEL.044-333-5656/FAX.044-333-5653
【URL】http://www.yoshino-motor.co.jp/


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〒210-0852
神奈川県川崎市川崎区鋼管通4-1-6
〔営業時間〕 8:30~17:30
〔定休日〕日曜、祝日、夏休み、冬休み

当社の創業は昭和34年。創業者である私の祖父はもともとトラックドライバーでした。

【7月17日インタビュー】(株)ヨシノ自動車 代表取締役 社長
中西 俊介 様に色々お話をお伺いさせて頂きました

現在のヨシノ自動車の前身である「中西自動車修理工場」
この工場からスタートして昭和38年の法人設立にいたる。

工場の入口には大きく『Volvo Trucks』の正規代理店の看板。
私の祖父はもともと、川崎にある鉄鋼関連の大型工場の構内でトラックドライバーをしておりました。

 当社の創業は昭和34年。私の祖父が創業しました。もともと静岡県・富士市出身の祖父は、戦後の混乱の中さまざまな仕事をやっておりましたが、今の会社の創業につながるきっかけはここ川崎にある鉄鋼関連の大型工場の運搬作業を行う運送業務のトラックドライバーの仕事でした。その時、祖父はたまたま自動車修理の技術も持っており、中西自動車修理工場という看板で仲間の車を修理していたのが現在の会社の前身となりました。また、当時はまさに高度経済成長期、工場もどんどん増産体制に入り必然的にトラックの数も足りない状態になっており「新車じゃなくても、とにかくトラックであれば何でもいい」という状態でした。そこで祖父は自分の田舎やその他さまざまな伝を使ってトラックを仕入れ、自分の工場で修理して鉄鋼関連ユーザーへ売るという事を始め、これが現在のトラック販売に繋がっております。
VOLVOトラックの正規代理店をはじめて今年で15周年。
現在、神奈川エリアの販売を一手に担っております。


 現在当社は、国産トラックだけでなく技術先進国スウェーデンの「VOLVOトラック」を扱っております。ちなみに整備から販売まで行うVOLVOトラック正規代理店は日本では11社のみ、現在は当社が神奈川エリアの販売を一手に担っております。今年で正規代理店として15周年になりますが、まだまだ国産トラックに比べてVOLVOのシェアは低く、今まで以上により多くの運送業者様にVOLVOのコアバリューである『安全性』『品質』『環境』という三つの大きな魅力を伝えていければと考えております。確かに国産トラックに比べて車体価格は高いですが、実はとても『燃費の良い』トラックなのです。実際、当社のお客様で国産4メーカーの同じ車種を所有していらっしゃる運送会社さんがいらっしゃるのですが『同じルート』『同じ積載物』で走るとリッター『0.5Km』違うというデータも出ております。加えて今後世界的に「環境重視型社会」へシフトするなか、欧州では排ガス規制がEURO『5』から、まもなくEURO『6』になります。世界で一番厳しいこの排ガス基準EURO6をVOLVOは既にクリアしており、こうした高い技術水準とVOLVOというブランド力で、一社でも多くの運送業者さんが『VOLVOファン』になっていただければと考えております。
販売会社、運送会社、一人ひとりのドライバーが共に考え、手を携えて走る「共走プロジェクト」

ドライバーも、経営者も、そのご家族も。みんな繋がり
共に走れる未来に向けてスタートした「共走プロジェクト」


「家族の写真を飾っているドライバーは、事故を起こす確率が
低くなる、そうですよ。」という思いを込めたタンブラー

トラックドライバーさん達のイメージ向上のために取り組んだ
救命法講習プロジェクト『ロードライフガード』

ロータスクラブ加盟は今年の2月から。提携企業さんからの
部品調達によるコストの削減から、他同友さんから学べる
貴重な営業ノウハウまで「得られるメリットは大きい」
トラックのドライバーさんは労働環境も厳しく、加えて
世間の「トラックドライバー」に対するイメージあまり良くない


 当社のお客様のほとんどは運送・物流関連の会社さんです。そこでは多くのトラックドライバーさんが毎日働いていらっしゃいます。しかし、多くのドライバーさん達の労働環境は厳しい場合が多く、さらに世間一般からみたトラックドライバーさんに対するイメージも必ずしも良いものとは言えない傾向があるのも事実です。でもその一方で、国内の物流の90%強がトラック輸送に頼っている。特に震災の時、皆さん改めて気が付いたと思われますが、あの時コンビニから弁当が消えて、スタンドにもガソリンが無くなってしまった。その一番の原因は交通網の寸断によるトラック物流のマヒでした。これほど社会的に重要な役割を担っているトラックドライバーさん達と、運送会社さん、そして我々トラック販売会社、この三者が信頼関係のもとに結びつき、知恵を出し合い、利益を分け合いながら共に走っていけるあり方を見つける、そしてその考え方を形にしていこうという取り組みが「共走プロジェクト」です。ともに歩む事によって何か大きな力を出そうというのがこのプロジェクトの基本理念です。
プロジェクト第1弾は「共走」オリジナルタンブラー

 プロジェクト第1弾の取り組みは、私が以前から考えていたアイディアを形にしました。思いついたきっかけは、整備工場に入ってくるトラック。皆さんよく写真を乗っけてるんですよ、家族の写真だったり、恋人の写真だったり、ペットの写真だったり。それをみてこんなコンセプトを思いつきました。「家族の写真を飾っているドライバーは、事故を起こす確率が低くなる、そうですよ。」という事です。当社の扱うトラックは中長距離を走る場合が多く、ドライバーさんも一週間、長いと二週間ぐらい家に帰って来れなかったりするんですよ。そんなドライバーさんたちに、当社から「大切な人」の写真を印刷したオリジナルタンブラーを渡しています。
第2弾は社員一人ひとりがアイディアを出してコンペで決定

 第2弾は「もしも運転中、事故を起こしてしまったり事故現場に遭遇したら。あなたの応急処置によって、いのちを救える可能性が大幅に上がります。」という『ロードライフガード』という取り組みです。ドライバーの皆さまに救命講習で正しい救命法を身につけ、いのちをつなぐ架け橋になってもらいたい。そんな取り組みです。実はこれは社員からアイディアを募りました。全社を9チームに分けてそれぞれがプレゼンを行い、投票により決定しました。案を考えるにあたって社員一人ひとりが「ドライバーさん達は、今どういう環境で働いているんだろう」という関心を持ち、考える機会を与えるのも第2弾の大きな狙いでした。
ロータス加盟のきっかけは松尾孝・前会長からのお誘いでした

 当社のロータス加盟のきっかけは、以前から加盟していたロータストラックネットで、私が法人化検討プロジェクトの委員をさせていただいていた折、オブザーバーでいらしていた松尾孝・前会長からのお誘いでした。ロータスの活動では、提携企業さんのバックアップ協力はもとより、業種柄、法人相手の商売ではどうしても受け身になってしまう「営業/接客」という部分において、個人ユーザーをメインとしていらっしゃる同友さんからは非常に学ぶ部分が多く、今後はぜひ皆様の会社を訪問させていただき「細かいサービスとか気の配り方」を勉強させていただければと思っております。
      
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